理不尽な認定-その2-

カテゴリー 後遺障害全般に関する知識

この仕事をしていますと、理不尽としか言いようのない認定に遭遇することがあります。

事故で膝の前十字靱帯を断裂されたIさんは、MRIで靱帯断裂が確認されており、ストレスレントゲンで動揺性が確認されており、装具も装着されていますが、認定はなんと、まさかの非該当!

初診時の主治医の意見書もつけて異議申立しましたが、非該当のままでした。

その根拠が、医療照会の回答において初診時の膝の腫れが血腫か水腫か確認されていない、歩行は正常であったと記載されているというもので、事故との因果関係が否定されました。

認定機関の医療照会の様式は極めて不親切な形式で、膝に腫れがあっても、穿刺で血腫か水腫か確認されていない場合は回答出来ない形式になっていました。

初診時の主治医は膝の腫れや動揺性があったことは認めていましたので

再度医療照会で確認されるよう要請しましたが無視されてしまいました。

初診時に被害者ご本人は、単に大げさに症状を訴えたくなかったのでできるだけ自然に歩くようにされていただけでしたが、それが仇となった側面もあります。

事故がゴールデンウィーク中だったため、初診受診が事故から数日後になったことも

最初から事故由来のケガかどうか疑われてスタートしたという面もあったことでしょう。

しかし、明確に靱帯断裂が確認されている以上、事故以外のどんな原因で受傷したというのでしょうか?このもっともな疑問に認定結果はまったく答えていません。

このように、少しでも弱点があればそこを徹底的に突いて認定しないというスタンスが残念ながら認定機関の基本的スタンスですので、憤りを通り越して悲しくなってしまいます。

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「膝の打撲で12級や10級もあり得る!」編の主な内容

  • 膝の打撲で動揺性関節?
  • 膝の靱帯損傷はこうやって確認する!
  • 膝関節の動揺性で後遺障害認定されるには?
  • 膝靱帯損傷を示唆する初診時の所見があったか?
  • 陳旧性って何?
  • 初診の遅れは致命的!
  • MRIで新しい靱帯損傷であることが確認されていることは必須!
  • 膝靱帯の完全断裂の場合は?
  • 膝靱帯の腫脹も後遺障害認定の可能性がある!
  • ストレスレントゲンで有意な左右差がみられること?
  • やる気のない医師にやってもらうのは危険!
  • 膝装具の作成と主治医の所見で等級が決まる!
  • 装具装着の必要性に関する所見で補強
  • 証明しにくいタイプの膝靱帯損傷もある
  • ゆるくなったゴムバンドみたい?
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