未経験の舞台に挑戦 (高次脳機能障害)

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本人:「芝居が最高のリハビリになっている。」

この方が事故にあわれたのは、かれこれ 10 年くらい前です。

しばらく意識が戻らず、生死の境をさまよう大きな事故でした。

事故概要と後遺症

バイク vs トラック

バイクで赤信号のため停止していたところ、

トラックに追突されました。

病名

脳挫傷、びまん性軸索損傷

後遺症

意識が回復してから、次のような症状が現れました。

  • 感情のコントロールがきかない
  • 記憶障害
  • 平衡機能障害

退院後も状態はよくならず、自宅にて暴れだすこともありました。

その内何度かは家族だけでは手に負えず、警察を呼ぶこともありました。

リハビリは一生涯続きます

その後少しずつ状態は回復し、約 3 年経過したところで後遺障害の認定を受け、賠償問題を解決しました。

しかし、賠償問題が片付いたからと言って、頭部外傷後の後遺症が改善されるわけではありません。

障害を克服するためのリハビリはまだまだ続きます。リハビリとしてご本人が選択したのが劇団への
加入でした。

これまで芝居を経験したことはなく、まったく新しい挑戦でした。

色々な苦労があったはずですが、「よいリハビリになっている。」とご本人はおっしゃいます。

平成22年7月1日 舞台公演

平成 22 年 7 月 1 日、
私は 初めてその方の舞台を見に行ったのですが、

セリフを流ちょうに話し重要な役をしっかりとこなしておられる姿に驚かされました。

かつて、感情のコントロールがきかずに怒り出す姿はすざましいものがありました

常に不安定で、とても演劇の稽古について行けるとは思えない状態でした。

あれから 5 年ほどが経ち、久しぶりにお目にかかったのが 今回の舞台でした。

舞台で活躍する姿はとても頭部外傷後の後遺症の被害者には見えず、
それをみたときは涙が出そうになりました。

セリフをおぼえるのはきっと大変だっと思います。

感情のコントロールがきかないことで、

劇団員ともギクシャクしたことがあったのかも知れません。

しかし、舞台後にお話しする機会があたのですが、
そのときの表情は見たことがないほど晴れやかなものでした。

ご本人の「よいリハビリになっている。」というのは、
本心からそう思っての言葉だったのだと思います。

是非とも多くの方に知ってもらいたいと思います。

当時の症状を知る者にとって今回の舞台での姿はたいへんな驚きでした。

ご本人からは、
「頭部外傷後の後遺症のご家族やご本人のためにできることはしたい。」
という言葉ももらえています。

リハビリの方法でお悩みの方は、是非一度お問い合わせ下さい。

きっと役立つ情報が得られると思います。

ご興味をお持ちになった方は、一度当事務所までご連絡ください。

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